- 戦略検討支援
大手ITソリューション企業
新規サービス企画・構想立案
既存のビジネスモデルに由来した売り上げの伸び悩みを脱却するために、新たなビジネスモデルを用いた新規サービスの企画・構想に関する検討を実施。
概要
背景
クライアント企業においては、既存の稼働率依存型のビジネスモデルを脱却するために、新たなビジネスモデルのサービス検討を行いたいというニーズがあった。
SIer業界特有の背景として、売上が各社員の稼働率によって決まるといった状況が存在。そのため、社員の稼働率が100%に達してしまうと、それ以上の売上を獲得することが出来ない。そのような状況において、更なる事業の拡大/発展を目指すためには、社員の工数/人工に依存しないビジネスモデルを持ったストック型のビジネスを立ち上げる必要があった。
クライアントが求める「自社のサービスに理解があり、かつ新規事業の方針/戦略策定の実行が可能なパートナー」として、弊社にお声が掛かった。
課題
新規ビジネスモデルを構築する方針はある一方で、検討を担うためのメンバーや、ナレッジが社内に存在していないことが課題となっていた。
本プロジェクトの課題としては、主に下記2点である。
- 具体的なサービスの方向性が定まっていない
- 上記1を実行するために十分なリソース/知見を持ったメンバーが社内にいない。弊社の参画によって、2は解消されたものの、ストック型のビジネスを立ち上げるという大方針以外は何も決まっていない状況であった。
取り組み
新たなビジネスモデル(ストック型)の構築に向けた、新規サービスの企画・構想に関して検討を実施した。
本プロジェクトでは新規ビジネスを立ち上げるにあたり、
1.サービス方針の策定、開発に向けた 2.ロードマップの策定を実施した。
- サービス方針策定にあたっては、市場調査やクライアント企業の顧客のニーズ調査、自社が保有するサービスとの相乗性について調査/検討を行った上で、参入すべき領域/テーマを確定した。確定後に、更なる市場/競合調査を実施し、同領域でどのようなサービスのニーズがあり、かつ機能が求められているのかといったサービスの具体化に向けた実態調査を行った。
- ロードマップ策定では、本プロジェクトで策定した方針に基づく新規サービスの開発/実装に向けて、追加検討事項や開発/実装スケジュールについて策定を実施した。

成果
クライアント企業のアセットを活用した新規サービスの方針が定まり、サービスの具体的な検討に関する支援を継続中。
本プロジェクトによって、事業発展に向けたストック型ビジネスの方針が定まり開発に向けて追加検討すべき項目の整理や、開発までのロードマップの策定に至った。
弊社では後続のプロジェクトも継続支援を行っており、本プロジェクトで策定したロードマップに則って、より詳細なサービスの検討を実行している。
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