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大手エンターテインメント企業

新規BtoB事業化における戦略立案支援

子ども/ファミリー向けのアミューズメント施設を運営する大手エンターテインメント企業において、新たなマネタイズポイント獲得のために、従来のBtoCビジネスモデルではなく、自社のリソースを活用した新規BtoBビジネスモデルのご提案を実施した。

大手エンターテインメント企業
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背景

新たなマネタイズポイント獲得のために、従来のBtoCビジネスモデルから、自社のリソースを活用したBtoBビジネスモデルへの転換が求められた。

クライアントは子ども/ファミリー向けのアミューズメント施設を全国で展開している企業。

施設来場者から料金を取る従来のBtoCのマネタイズポイントだけではなく、そのリソースを活用して、新たにBtoB向けになにかマネタイズができないか、というご相談が弊社に寄せられた。

課題

長期的なビジネス施策だけではなく、目先でマネタイズが可能な短期的施策の実行も同時に求められた。

クライアントの状況として、ビジネスモデルの検討においては、効果を出すまでに長期的な準備/実施が必要な施策の立案だけではなく、短期的にマネタイズが可能な施策を実行しながら足元の利益を確保していきたい、という強い意向があった。

そのため、プロジェクトの推進においては、全体の施策の洗い出しをスピーディーに行いつつ、短期的に実行可能な施策については別働隊を作り実行に移す、PM的な立ち位置も求められた。

取り組み

差別化ポイント/方針検討フェーズ、ビジネスモデル検討フェーズの大きく2フェーズに分けてプロジェクトを実行した。

大きく2つのフェーズに分けてプロジェクトを推進した。

1.差別化ポイント/方針検討フェーズでは、下記タスクを実行した。

  • 市場規模/範囲/各種ビジネスモデル調査:BtoB領域における市場動向や規模、競合における各種マネタイズサービス内容等の洗い出し、整理の実施。
  • 強み/弱み定義:グループ企業全体の持つアセットや、それらとの連携も含めたシナジーを発揮できるポイントについて検討。
  • 企業ニーズ/ペイン検討:クライアントの顧客となりうる企業における、顧客へのPR/営業などのアプローチ面でのニーズや課題を把握/整理。

2.ビジネスモデル検討フェーズでは、下記タスクを実行した。

  • Tobe像定義と具体化:1つ目のフェーズで行った各種インプットに基づき、BtoB向けのビジネスモデルの全体像を定義。
  • 施策優先度定義:定義された複数の施策(ビジネスモデル)について、想定されるマネタイズの規模や実施難易度の観点から、実施施策の優先度を定義。

成果

スピーディーな施策定義と、短期実行可能施策の早めの切り分け/共有、およびプロジェクトプランの柔軟な変更を通じて、クライアントからの高い評価と信頼を獲得した。

2つのフェーズを終え、最終的に15個の新たなビジネスモデルを定義した。加えて、親和性の高いビジネスモデルを組み合わせ、9つのビジネスモデルパターンを生み出した。

データ連携可否/コスト・効果評価/ビジネスモデルの実施ステップの検討を経て、施策の優先度をつけることで、クライアントが実際にどこから着手すればよいのか、という具体的なステップにまで落とし込むことができた。

プロジェクト期間内におけるスピーディーな施策定義と、施策評価における短期実行可能施策の早めの切り分け/共有、およびクライアントの要望に応じたプロジェクト進捗段階における柔軟なプロジェクトプランの変更を通じて、クライアントからの高い評価に繋がった。

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